イランの観光地のひとつ、カシャーンに行く人には特に注意してほしいです。
海外旅行中のボディタッチなどのセクハラですが、縁あって一緒に旅をしていた女性が被害に遭いました。
女性の旅行者には特に気を付けてほしいトラブルですが、男性旅行者にも起こりえるかもしれません。
・イランへ観光に行く
・カシャーンの観光地を知りたい
この記事の目次
注意!泊まるな危険!カシャーンのセクハラ男の家!
見ず知らずの人の家に行くという行為は、色々と危険が伴いますので注意しましょう。
親切で優しそうに見えてもセクハラする男もいます。
いいですか? ここで伝えたいことは、
カシャーンのタクシー運転手の家に行ってはダメです!
トラブルが起きたのは イランの宿事情も背景にあった
イランを旅をした2014年ですが、バックパッカー向けの有名な宿はインターネットで予約するのが一般的ではありませんでした。
宿に直接行って、空きがあれば泊まれる。という感じだったのです。
「Do you have any room for tonight?」
それはそれで旅の醍醐味ではあるのですが、カシャーンに行くと決めた時も、宿の目星だけつけて現地で決める予定でした。
それで、結局はタクシー運転手の家に泊まることになったのです。
【体験談】カシャーンでセクハラタクシー運転手の家に泊まる
イランの首都テヘランの宿で出会った日本人の女性と一緒に、カシャーンという街に行くことになりました。
バスターミナルに移動して「カシャーン、カシャーン」って言ってるおじちゃんにカシャーン行きのチケット売り場を案内してもらいます。
バスでの交通網が発達しているイラン国内での移動は、バス自体の質もよく快適です。
バス内は少し寒かったです。羽織ものを車内に持ち込むといいでしょう。
数時間後にはカシャーンへ到着してバスを降りました。
そこには、郊外にあるバスターミナルから市街地に向かう客を捕まえようとするタクシー運転手が、何人も待ち構えています。
私たちは市街地の宿に泊まろうと考えていました。
タクシー運転手たちの1人から「どうせなら私の家に泊まって、明日は自分の車で複数の観光地にも連れて行くのはどうだい?安くするよ?」と言われます。
そんなに怪しい感じにも見えなかったので、一緒だった女性と話した結果、タクシー運転手の家に向かうことにしました。
訪れた家はしっかりとした作りの一軒家で、1階に玄関があり住居部分は階段を降りた半地下にありました。
中に入っていくと運転手の奥さんと子供がいます。
色々な話をして現地のフルーツのザクロをもらったり、地元民の夕食を食べたりと、いい時間が過ごせたと思います。
しかし問題のセクハラが起きたのは翌朝でした。
朝に私が目覚めると、雑魚寝で寝ていた居間には誰の姿も見当たりません。
しばらくして、奥の部屋で寝ていた日本人の女性が出てきたので「おはよう」と挨拶すると「あの男にセクハラされた」みたいなことを言われました。
昨日まで紳士だった運転手の男は、奥さんと子供が外出してから豹変したようです。
その女性にちょっかいを出してきたが、ひどい事態には至らなかったとのこと。
私が起床してからは、セクハラ男の態度も普通に戻ったようで、その後は予定通り観光地を巡ります。
カシャーンの観光を終えてバスターミナルへ向かう途中に、私が女性にかけた言葉は「終わり良ければすべてよしだし、笑顔で代金を渡して次に行こう」でした。
けれども異国の地にて、強く抗議でもして下手に事を荒立てたら、最悪の場合には拉致監禁でもされるのではないか? そう考えていました。
ともかくバスターミナルには無事に着いたので、そこでセクハラタクシー運転手とはお別れしました。
逃げ場の無い場所は危険度が増す! 対策と注意点
泊まった家と移動中のタクシー内では、ほぼ逃げ場が無い状態でした。
女性と一緒に行動をするという、私の配慮が欠けていました。
例えば市街地の宿に泊まっていれば、セクハラをされることも無かったと思います。
- 女性のみの場合には、怪しいと感じる個人タクシーの利用は絶対におすすめしません。
- 見知らぬ人の家に行く、車に乗るなどの行為も、なるべく避けましょう。
- 逃げ場の無い場所へ行くと、セクハラ以外にも色々なトラブルに遭う確率が増えます!
- 文化や宗教などの違いから、特に中東などでは肌の露出等に気をつけましょう。
カシャーン 観光地の写真
セクハラタクシー運転手が連れて行った観光地です。
最初は宮殿のような場所でした。自由行動です。
[12:00]入口です。
イランでは装飾品やデザインに独特のセンスと美しさを感じます。
天井も作品の一部になっています。
ストーリーがあるようです。
建物や木々と水の流れのバランスも美しいです。
室内に泉が湧き出るよう。
上を見上げると、ここも作品になっています。
[13:19]次の場所への移動途中にガソリンスタンドに寄ります。
[13:38]次の観光地に着きました。ここも自由行動です。
山間にある町で、土壁で出来た建物が並びます。
しっかりとした作りのようです。
さいごに
今回は自身がトラブルの被害にあったわけではありませんが、私も過去に女性と間違われてなのか意図的なのか、電車内で痴漢にあったことがあります。
その気持ちは不快という一言に尽きます。
また旅行中においても文化的、宗教的背景の違いにより外国人男性からセクハラと感じえる行為を受けることは充分にあり得ます。
それも踏まえて渡航前には色々と現地情報を調べて、海外旅行を楽しいものにしてほしいと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。