中東イスラエルのエルサレムで、ちょっと怪しい人と遭遇したので記事にしました。
はじめに
この話の登場人物
怪しい度 |
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危険度 |
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目のキラキラ度 |
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体験談
エルサレムでの滞在2日目でした。
歩いているだけで楽しい旧市街は迷路の様に入り組み、人混みで溢れています。
半日ほど探索をして、ちょっと疲れてきたので先日発見した、住居の屋根部分が通路になっている場所で休憩をしようと思いました。
そこは空気の澄んだ開放感のある場所です。
イスラム教の岩のドームと呼ばれる、その天井部の金色が映えるドームを眺めながら、身体を休めていました。
しばらくすると、 突然、見知らぬ青年が私の隣に座ってきました。
まだあどけなさの残る20歳前後に見える現地民のようです。
「ちょっと話しでもしませんか?」と言われ、まあ暇つぶしにでもなるかなと思い会話を始めました。
彼の名前は忘れましたが、とても珍しくて清らかで聖人に関係した名前だったと説明してくれたのは憶えています。
で、他愛のない会話から始まって、イスラム教からキリスト教に宗教を変えた話や、自分のおしっこをコップ一杯ほど飲んだ話しをされました。なんか身体の中の悪い気を浄化するらしいです。
とにかく彼の目がものすごくキラキラしてるいるんですよね。 なんか純粋な感じはするんです。
彼はしきりに “Self-confidence” (自信) と “Love everyone” (皆を愛すこと) が大事だよーみたいなことを言っていました。
からの、わたしに向かって “I love you” と。
わたしストレートなんで同性にそういう意味で興味は無いんだけどー? と冗談を思いつつ、まあ海外では日本で言う好きの意味でも I love you って言うしなあ。
とか考えたりしながら、もうしばらく会話に付き合っていたのですが、相手をするのも面倒になってきまして、気のない返事をしていると、 彼がおもむろにこう言ったのです。
「マリファナに興味ない? 一緒にやらないか?」と
私が「いいえ、興味ないです」と言うと、
「ならばおれに、マリファナを買ってくれないか?」
わたしは思いました、これが狙いだったのか! と。
今まで海外で数々のトラブルに遭ってきた私の脳裏に、マリファナを買ったところをニセ警官が現れ、賄賂を要求するところが浮かびました。
まあ本当に買ってあげるだけで終わりなのかもしれませんが、あえて危険を冒す理由もありません。
海外において安易な行動をとると痛い目を見ることも知っていますので、青年にそろそろ夜ごはんなので宿に戻るよ。と伝えてその場を離れました。
さいごに
海外に行くと色々な人から話しかけられる機会も多く、楽しい時間を過ごす事もあります。
しかしながら現地民から見た私たち旅人は、時にいいカモになり得ます。
何か少しでも違和感や不安を感じた場合は、人通りの多いところや宿に戻ったり、少しでも安全な場所に移動することを、おすすめします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。